「やれたかも委員会」がまさかの地上波テレビドラマ化!

ネット界隈をざわつかせている、やれたかも委員会。

すでにAbemaTVではロバート秋山主演でドラマ化されているものの、ここに来てTBS系列で新たにドラマ化されることになりました。

主な出演者は佐藤二朗、山田孝之、白石麻衣で、原作とは少し違う世界観で描かれるとのこと。

Abema版はロバート秋山のメイクなどに見られるように、マンガの世界を忠実に再現している印象があるので、差別化を図るということでしょうか。

やれたかも委員会とは

やれたかも委員会、ズバリ言ってしまえば男なら誰にでも思い当たるフシのある、もしかしたらイケたのかも…という妄想ストーリーです。

単行本の巻末に作者の吉田さんが書かれているのですが、およそ70人の体験談を元にマンガを描きはじめたとのこと。

体験談を送った人が相談者になり、男2人と女1人の3人の面接官的な人たちに独白していくという形。

過去のやれたかもな経験に対し、3人の面接官が「やれた」「やれたとは言えない」という札をあげて評価するというもの。

告白者は男性が多く、男性面接官は共感することがほとんどですが、シビアな女性面接官はほとんどが妄想であるとぶった切ります。

あの時ああすればもっと…という、過去を美化しがちな男たちへの強烈なアンチテーゼに思えます。

セッティングやストーリーはシンプルで、まさに今までありそうでなかったという形容詞が当てはまる漫画です。

プロはヒットの要素なしと思っていた

過去のやれかたも体験を独白し、それに対して評価をくだすというストーリー、作者の吉田さんは雑誌社に持ち込むものの否定され続けたそうです。

いわく、一発ネタなので連載は無理と。

編集者にダメ出しされ続け落ち込んでいた頃、「殺し屋1」の山本さんに面白いから絶対に描き続けるべきと励まされたそうです。

編集者にダメ出しされても描き続けることによって、日の目を見ることになったのはツイッターで起きたバズのおかげだとか。

ソーシャル漫画とも呼ぶべき成功、編集者というフィルターを介さずに直接読者に訴えることがいよいよ重要になってきたのでしょう。

編集者といえども一介の組織人なので、採算ベースに合うかどうかが組織内の重要な判断基準になることは間違いなく。

コストを大きく抑えられるデジタル流通が普及した今だからこそ、読むことができた漫画なのかもしれません。

なぜ話題になったのか

SNSで拡散された結果、書籍化の依頼が立て続けに舞い込んだそうです。

出版社としては、ある程度話題になったものを紙にするのがリスクを下げることにもなります。

吉田さんは編集部への持ち込みはたった1人の判断なので、それによって作品がお蔵入りになるのは本当にもったいないことと書いています。

出版社も営利目的である以上、出来る限り売れないリスクは取りたくないというのが本音。

昔のように作家を育てるような余裕もなくなっているので、表現者自らが受け入れられるという実績を示してあげることがより重要になっていくことでしょう。

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